ホロスコープで土星が逆行していたら、その人は前世で、責務を果たさなかったことを意味します。
なので、前世で果たせなかった目標と同じ目標を、今世でも持つ傾向があります。
前世で果たせなかった責務が何だったかは、逆行する土星が在住する星座の性質によって推測することができます。
例えば、逆行土星がしし座にあれば、その人はリーダーシップをとることや、父親らしい生き方を怠った可能性があります。
逆行土星がかに座にあれば、感情や心に関すること、母親らしさを怠ったかもしれません。
また、逆行する土星は、前世でその人が、忍耐力が大きく欠けていたことも表します。
ですので、逆行土星をホロスコープに持つ人は、今世では、我慢することや責務を果たすこと、努力することの大切さを学ぶ必要があります。
逆行の土星を持つ人は、仕事人間になるか、逆に、仕事を全くしないかのどちらかになる傾向もあります。
何事も限度を考えず、願望や物質的な成功を求める気持ちが非常に強くなります。
逆行の土星は、人に限度や境界線を超えさせようとします。
逆行の土星を持つ人はしばしば、一匹狼で、禁欲的です。孤独を感じやすく、周りが自分のことを理解してくれないと感じやすくなります。また、自分が人より劣っているという意識を持つかもしれません。
逆行土星は、その人がカルマを正しく理解するまで、物ごとの繰り返しを強いてきます。
逆行土星のトランジット
全ての惑星の中で、土星の逆行は最も重要です。
土星が逆行する間は、事業の開始や拡大をしてはなりません。契約ごとにも十分な注意が必要です。
土星が逆行し始めると安堵感を感じて、事業を始める人が時々いますが、土星が順行に変わったとき、その計画は思い通りには進まなくなります。
2017年の6月から2018年の9月まで、土星は逆行していましたが、この間、あまり良くない状況にあった人は多いのではないでしょうか。
私もそうでした。職場でのイライラ、退職と転職、そして、再び退職。。。
土星が逆行している間は、周りからの援助も得られにくく、また、不信感から自ら孤独になっていきました。
無性に環境を変えたくなり動き回るけれど、全て裏目裏目にと出てしまい、気が付くと色々な物を失っていました。
私の場合、土星が月の8室をトランジットしていたことも大きく影響しているのですが、逆行土星の影響力の大きさを身に染みて感じた期間でした。やはり、土星の影響というのは、他のどの惑星よりも大きいものです。