2017年から約2年半、土星は射手座をトランジットします。現在は蠍座に逆行中で、10月26日に再び射手座に戻ります。
土星は動きの遅い惑星のため、トランジットが与える影響も大きいと言われています。良いこと悪いことに限らず、前世と今世のカルマに基づいた現象を引き起こす惑星とされています。
射手座はナチュラルゾディアックの9室になり、全般的な幸運に関連します。射手座は木星の支配する星座なので、土星の凶意は薄まり、物事の前進を後押ししてくれます。
ただし、これは超簡素的な一般論です。
ラグナによっても影響は違いますし、チャートの配置やアスペクト、ダシャーなど全ての要素を絡めて判断する必要があります。
参考までに、土星の射手座トランジットが与えるラグナ(月の星座でもよい)ごとの影響をごく簡単に紹介します。
牡羊座:全般的にラッキーです。富と繁栄をもたらします。
おうし座:遺産や突然の収入、寿命や霊的なことに関連したことが起きるかもしれません。
ふたご座:ビジネスパートナーや仕事に関する幸運、収入にアップ、配偶者や恋人に関してラッキーです。
蟹座:土星が6室を通過する期間は全てにおいて幸運をもたらすといわれています。人生における大きな転換期となるかも(良い方向に)。
獅子座:恋愛面での幸運、経済面やビジネスでのラッキー、仕事における成長も期待できます。
おとめ座:努力の末に敵やライバルに勝利する、仕事での昇進や病気からの回復。
てんびん座:財運、健康など全般的に幸運。
蠍座:特に経済面で幸運。土地に関する所得、家の購入や乗り物に関する快適さ。
射手座:経済面でラッキー。仕事における妨害や遅延もこの時期に克服。
やぎ座:ベッドにおける快適さ。頻繁な旅行、支出の増加。
みずがめ座:12星座の中で最もラッキーといわれている。さまざまな幸運や名誉が期待できる。
魚座:仕事や収入、名誉、カルマなど、ここ数年の努力の結果が出るとき。
かなりザクっとした説明となりましたが、できるだけポジティブなことを書きました。
上でも述べたように、実際はチャートの惑星の配置やアスペクト、ダシャーを絡めないといけません。アシュタカバルガのポイントも重要です。
例えば、私ですと、みずがめ座ラグナなので、射手座は11室になります。11室支配星の木星は2室在住で、現在のマハーダシャーは木星なので、11室に関する出来事が実際に現象化する可能性は高いとみれるかと思います。主に収入に関することですね。ただし、射手座においての、土星のアシュタカバルガのポイントが低いのでどうかな。11室のポイントは高いですが。
ナヴァムシャでは射手座は9室にあたるので、さらに幸運が期待できるかも。