とうとう元オウム真理教の教祖麻原彰晃の刑が執行されましたね。
突然の執行にとても驚きましたが、結局、あの悲惨な事件は何だったのでしょうか。多くの謎が解明されないまま、闇に葬られてしまった印象があり、なんだかスッキリとしない幕引きと言わざるを得ないですね。
麻原彰晃のホロスコープです。
いて座ラグナです。積極的で、ゼロから何かを作り出す力があります。リスクを恐れない冒険家です。
1室支配星の木星は7室在住でアスペクトバックし、1室を強めています。1室は強いです。
そして、1室にはラーフがあります。承認欲求が非常に強く、自分を大きく見せたがります。
そして、野心家です。何かを手に入れても、さらに多くを求め、その欲望にはキリがありません。常に次のレベルの成功を求めます。
異性関係においてもそうです。ラーフ1室の人は1人の人では決して満足できません。麻原氏は教団内に多くの愛人を抱えていたそうですね。
数々の犯罪に手を染めた麻原氏ですが、その反社会的性質は、このラーフ1室の配置にもみられます。ラーフ1室在住は、反道徳的性質を表します。一時の欲望に駆られて、非道徳的なことに手を染めたり、お金を得るために法律を犯したりということにもなりかねません。「目的のためなら手段を選ばない」のです。もちろん、全てのラーフ1室がそうということではありませんが。
また、木星がラーフからアスペクトされていますので、このことも彼の反社会的性質を強めています。
8室へのアスペクトが多いです。火星、水星、金星、土星が8室にアスペクトしています。宗教というよりは、オカルトや超自然的なものへの興味は強かったのでしょう。そして、その研究も熱心にしていたはずです。宗教のハウスである9室には、惑星も無ければ、アスペクトもありませんので、信仰心が強いタイプにも思われません。
そして、8室は秘密を表すハウス。サティアンと呼ばれる秘密基地のような場所で活動していました。
そして、金星と土星の星座交換があります。
金星は6室と11室、土星は2室と3室を支配しています。
これは、コミュニケーションや努力が集団で生かされることを表しています。そして、趣味や特技をより高いレベルで発揮するという意味もあります。11室の土星は高揚していますので、よりその傾向は強まります。あれだけの団体を作り上げただけのことはありますね。まさに、集団の中で活きるタイプ。そして、特技を生かし成功する配置です。(このような表現は正しくありませんが)
2室と11室の絡みがあり、11室が強いので、経済的にも成功する配置です。
月はムーラトリコーナで強いので、人を惹きつけるカリスマ性のようなものはあったのでしょう。
以上、簡単ですが、麻原彰晃のホロスコープでした。